オリジナルプリントの布グッズ

写真データから作った布グッズの紹介

8月30日から9月30日まで開催した木村ヨーシローさんの写真展「BLOODY JUICE」では、お預かりした写真データーから、タペストリーなどのディスプレイ用グッズを制作させていただきました。

200dpiで実寸サイズのRGB画像データを REAL FABLIC リアルファブリック にアップして注文すれば、オリジナルの布地をプリントして送ってくれるのですから超簡単!と思っていましたが、そうは問屋がおろさず。布地に無駄が出ないよう、イラストレーター上でパターン素材を使ったコースターを何枚も入れたり、複雑なロゴデータを配置したおかげで、データがとても重くなってしまいました。JPEG画像に書き出そうとする度にMacはフリーズ!何度も再起動を繰り返して、どうにかこうにか注文まで漕ぎ着けました。

上の画像は注文時のデータを小さくしたものです。実際は、200dpiで 110 X 200cm の大きさにすると、8661 × 15748 px のデータが必要でした。最も安価な綿100% 20番手 平織り (巾:110cm)でも、プリントの仕上がりは発色よく、黒の締まりもバッチリ!布自体もアイロンが良く効いてミシンを掛け易く感じました。

クッションカバーのデザインは、木村さんがスマホで気軽に撮影されていた日常のスナップ写真を、イラストレーターでトレースしたうえで作りました。無理にお願いして作らせていただいたクッションは、会期後も、GALLERY FACTORのほうで大切に使っております。

こちらのタペストリーの縫い上がりは 100 X 190cm。モデルさんの実寸より大きくなっています。こうした軽いディスプレイや作品であれば、スポットライトを取り付けるダクトレール用のフックに吊るせます。ただ、強く引っ張られてしまうと、レールまでが破損しかねないので、高さや位置や素材には安全面での配慮が必要です。

GALLERY FACTORの店主は、DMやフライヤーの原稿作成だけでなく、デザイン全般から簡単な縫製まで承ります。オリジナルグッズについてのご相談もお気軽にどうぞ!!